今や色んなお店が出ており、一人で外食をする機会も多くなっているのではないでしょうか。
そんな中、一人で外食をするのは不愉快だなぁ、と思う人もまた事実です。
そういった人はなぜ、一人で外食をすることに不快感を感じるのでしょうか?
今回の記事では一人外食をすることに対する不快感を脳科学を用いて考察してみました
その結果、不快感の原因は過去の経験からくるもだということですが、、、そのあたりについても深堀りしていきたいと思います!
一人で外食するのを不愉快と思う理由は?

一人で外食をする人が感じる”不快感”とはどのようなものなのでしょうか?
実際にあった例をあげると
一人で外食をする人を見るととても不愉快です。どういう育ち方をするとそんな人間になると思いますか?
TPOをわきまえないふるまいだと思うのですが、どういう精神状態の人たちなのか教えてください。
私は正直気持ち悪いし気味が悪いのでいなくなって欲しいといつも思ってしまいます。
といった質問がありました、2009年ですので、結構前ですね。
とはいえ、この不快感はどこからくるものなのでしょうか?
一人で外食をすることが不愉快に感じるのはお店や周りの人の迷惑を考えている
一人で外食をするので不快感を覚えるとしたら、それは一人なのにでかでかと複数名の正規を占領している場合です。
確かに、これは不快感を覚えますよね。
しかもお店が混んでたりなんかしていた場合、、、ちょっとは気を遣ってくれ!って思うかもしれません。
まぁ、席に通したタイミングの問題でもあるかもしれませんが。
こういった場合は確かに不快感というのは出てきますね。
最近では一人で楽しめるお店も出てきていてニーズが実はある
テーブル席を一人で占領している等、ちょっと違うんじゃないの?と思うことはあります。
しかし、企業もそういったところにアンテナを出しており、最近では一人で来てもいいように個人席を2名掛けが多かったりします。
他にもカウンターが多かったり、または完璧に学習机みたいに個人席になっているところもあります。
お店側も一人で来やすいように配慮をしてくれているんですね。
一人外食の不快感の正体は自分ではできないことだから?
一人外食に不快感を感じるものとして、自分ではできない・やれないことだからということも理由に考えられます。
一人外食に限らず、一人映画や一人カラオケってハードルが高かったりしますから。
そういった「自分にはできない」ことに対して不快感を感じている可能性がありそうです。
一人外食をするのは恥ずかしいことだと思っている?
一人外食を「自分でできない」理由として、「恥ずかしいこと」だと思っている可能性があります。
自分一人しかいないので注目を集めてしまったり、影でコソコソ言われていないか、不安になるのでしょう。
もしかしたら、他の人からしたら別にどうでもいいのかもしれませんが、、、
恥ずかしいと思う人はとことん気になってしまい、逆に一人で外食に来ている人にそのように見ているのだと思います。
結局は良い悪いはさておき、気になって気になって仕方ない、といった感じではないでしょうか。
外食はみんなでするもの?

ご飯は大勢で食べたほうが美味しい!という印象はありませんか?
昔からそういう風に言われており、漫画のワンピースなんかも物語の節目としてみんなでどんちゃん騒ぎをしていますうよね笑
外食は「みんなでするもの」だから一人外食に不快感があるのでしょうかね?
外食はみんなとするもの!という思い込みがある可能性も
先程も言ったお通り、昔からそういう風に言われていた「食事はみんなで食べたほうが美味しい」という謎の文化。
そして狙ったかのように名前のついた「ファミリーレストラン」、あたかもみんなでご飯をするところだよ!と言わんばかりです。
ただ、これって単純に思い込みだと思っています。
別に一人でもいいと思いますし、どちらかというと10人くらいでワァっと来られる方が嫌かもしれません笑
ですが、思い込んでしまっているのだとしたら、やはり不快に思ってしまうのでしょう。
そもそもに不快感を感じる理由は?

これまでは一人外食に対する不快感を書いていきました。
ざっくりと言ってしまえば
・自分にはできない恥ずかしいこと
・外食はみんなでするものと思い込んでいる
です。
なんとなく、あっていそうな気もしますが、、、
そもそもに不快感ってどのようなものなのでしょうか?
不快感について調べてみたところ、医療法人ブレイングループ理事長の長谷川嘉哉先生がThe 21onlineで書いたおもしろい記事を見つけました!
不快感について脳科学の分野で調べられている内容をチェック
先程紹介した長谷川嘉哉先生は日本神経学会専門医、日本内科学会専門医、日本老年病学会専門医で、毎月1,000人の認知症患者を診察する日本有数の神経内科、認知症の専門医です。
めっちゃすごい先生なんですね。
そんな長谷川先生が言うには、「不快感」というのは防衛本能の一つということで、詳しくはこのように書いてありました。
感情を司るのは脳の「扁桃核」
人間の感情はどこからか漠然と湧いてくるようなイメージがありますが、実際は脳の働きによって生まれます。具体的には、脳の「扁桃核」という部分が、人間の感情を司っています。皆さんは、目の前の対象が「好き」か「嫌い」かを、自分がその場の感情で判断していると思うかもしれません。でも実は、脳が過去の記憶に基づいて「快・不快」を決定しています。
脳の海馬は、これまでに得た膨大な情報を長期記憶として蓄積するかどうか判断する役割を果たします。この時、判断に影響を与えるのが扁桃核です。その情報が扁桃核を刺激するものであれば、海馬は重要なデータと判断し、長期記憶の倉庫に送ります。そして新たに情報が入ってくると、脳の前頭前野にあるワーキングメモリと呼ばれる機能が働き、大脳皮質に保存された記憶と照らし合わせて「快か、不快か」を決定します。
よって初対面の相手でも、脳が過去のデータを引き出して、「昔よく怒鳴られた上司に似ている」と判断すれば、「この人は嫌いだ」という感情が生まれます。反対に、「以前優しくしてくれた人に似ている」と判断すれば、「この人が好きだ」という感情が生まれます。「上司や仕事相手と相性が悪い」という悩みを抱える人は多いと思いますが、そこには脳の働きが介在しているのです。
面白いですよね、好きか嫌いかって一瞬で判断してるんですね!
不快感が生まれる背景としてはこんなに奥が深かったとは、,、、
不快感が生まれるということは、自衛のため
長谷川先生が書いてある内容からすれば、一人外食をする人は自分を守るための防衛機能が働いているわけです。
なにから自分を守りたいのかはわかりませんが、、、、考えられるとしたら
- 自分は一人外食をして周りから恥ずかしいと思われたくない
- 過去に恥ずかしい経験をして周りからイジられたことがある
- 目立つことによってなにか嫌な思いをした
- 一人でいることで過去になにか嫌な思いをした
- 席を一人で占領して迷惑だと思われたくない
とかになるのではないでしょうか?
もし過去に嫌な経験をしていたのだとしたら、抵抗もでるでしょうし、不快感として出てくるのは仕方のないことなんですね。
最近では一人専用のお店も出てきてる
一人外食が不快に思う方もいる一方で、近年では一人外食を楽しむお店自体も登場しています。
今ではあの焼肉ですら、一人用のお店が出来たくらいです!
やりたいことを自由にやることが認められる時代へと変化している
スマホやSNSの拡散もあり、今や個人が好きなことを好きなように楽しめる時代になってきています。
飲食店なんかもその波に乗って一人用のお店が出てきたり、ファミレスもサラリーマンが仕事をしやういようにコンセントやWi-Fiがあるお店も出てきました。
すごい自由な時代になってきた感じで、自分が望めば大抵のことやれてしまう時代、すごいですよね!
最近ではものを売るんじゃなくて、体験を商品にするワークショップなんかもたくさん登場して来ました!
過去に嫌なことがあった人ももちろんいるとは思いますが、自分が楽しいと思えることができる時代は本当に素晴らしいですよね(´・ω・`)
一人外食への不快感の正体は防衛本能だった!
今回は一人外食をしたときに感じる不快感について見ていきました!
どうして、一人外食をしてる人を見ると不快になるのか、、、考察してみたところ、大きく分けてこの3つがあがってきました。
・自分にはできない恥ずかしいこと
・外食はみんなでするものと思い込んでいる
ですが、日本有数の神経内科の長谷川先生の記事より、不快感は防衛本能からくるということが書いてありました。
そこから連想するに
- 自分は一人外食をして周りから恥ずかしいと思われたくない
- 過去に恥ずかしい経験をして周りからイジられたことがある
- 目立つことによってなにか嫌な思いをした
- 一人でいることで過去になにか嫌な思いをした
- 席を一人で占領して迷惑だと思われたくない
こういったことがあったのではないかと考察ができました。
今は多様性が認められやすい時代なので、一度きりの人生、せっかくなら楽しみたいですよね(´・ω・`)
以上長くなりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました!